集団討論について

上級職でよく実施していますが、初級程度ではあまり見かけません。形式としては、大学のAO・推薦入試で行われるグループディスカッション(=集団討論)と同様です。

伊勢神宮



例えば、二次試験で 集団討論 + 論文、三次(最終)で 個人面接 といった形が見受けられます。

また集団討論も面接などと同様に、予めの対策、特に“慣れ”を必要とします。


※国家公務員試験では実施されません。


■集団討論とは

4~8名程度の受験者が与えれた議題に沿って討論を行います。その周りで試験官が評価を行います。

集団討論の会場図

時間は、課題解釈1~5分+討論30~40分といった設定のところが多いですが、これも自治体によってまちまちです。

多くの場合、集団討論では司会とタイムキーパーの役割を負う人が必要となってきます。特に司会の役割は大きく、大変責任ある役割のため、上手くまとめられた場合のポイントは非常に高くなります。

その逆に、まとまりがつかずに混沌として終わった場合は・・・想像に難くありません。

タイムキーパーに関しては、大したポイントにはなりません。司会が兼ねたり、試験官が指示してくれることもあります。

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議題は、当日着席するまで知らされません。(自治体によります。)
そのため、どのような議題が出てもすぐに対応できる幅広い見識を養うためにも、日頃からの情報の収集・取捨選択は欠かせません

また所によっては、「司会などは置かずに~」とアナウンスがありますが、その場合でも司会的ポジションの人は必要です。そうでないと、ただの“意見の投げ合い”に成りかねません。

だからと言って司会の経験が無かったり、上手くまとめられない人が司会になった時は、ほかの人にサポートされる頼りない司会になりかねません。1人の発言者として有用な意見を言う方が良い評価に繋がるでしょう(ただし司会を取ったことが評価されることもしばしば)