教養試験について(2)

今回は2番目に出題数の多い教科「文章理解」についてお話します。
前回をご覧になっていない方はこちらから。

総務省




公務員試験特有の問題と言うと、多くの人が「数的処理」と「文章理解」を挙げます。いわゆる「知能分野」の問題で、ふつう、高校では履修しません

前回と同じことを言いますが、この「知能分野」の得点が全体の6~7割を占めるために、この分野を苦手とすると、合格は厳しいでしょう。

■文章理解とは?

文章理解は、〈現代文〉、〈古文・漢文〉、〈英語〉の3種類しか出題されません。

どれもセンター試験級で苦がない人は、過去問に目を通しておくだけで十分です。



出題量のめやす
【現:古:英=5:1:3】

(試験・年度によって変動します)


〈現代文〉
現代文は出題量が多いため、出来ない人も諦めてはいけません。
(現:英:古=5:3:1くらい)

しかし、文量も多くはなく、素直に解釈すればいい問題が多いので、出来ない人も過去問を何周かすればすぐにできるようになるでしょう。


〈古文〉
古文(漢文はあまり出ません)は出題数も少ない(0~2問)ので、鉛筆転がしていきましょう(笑)
知っている問題が出ればラッキーです。

古文の問題例
解答 → 

解説は下記を参照。


〈英語〉
得意不得意が最も大きくあらわれる教科です。

「英語が苦手~!」という人の気持ちも十分わかりますが、
選択肢の解答が日本語で書いてあり、答へのヒントになるので諦めずに。

ある程度フィーリングで解ける問題もあるので、読み進めるためにも、基本的な文法・単語は覚えておきましょう。

◇◇◇

この教科は新たに対策するよりも、普段の経験が物を言います。(フィーリングに頼る問題が多いため。)

受験まで日がある人(1年以上)は、日頃から国語・英語に親しんでおくことをおすすめします。

特に英語は、時事ネタを英文にした問題もよく出るので、新聞やニュースにも目を通しておきましょう。政経にも役立ちます。


〈解説〉
古文の解説